双極Ⅱ型障害とは
「うつ状態」とともに対極にある比較的軽い「躁状態」も現れ、この両方の状態を繰り返してしまう精神科疾患のひとつです。双極Ⅱ型障害になると、気分が落ち込んで無気力となる時期だけでなく、ハイテンションで活動的な時期もあります。多くの患者様は「軽躁」を調子が良いと感じるため、「うつ状態」で受診されることが多いです。そのため診断が困難で治療の開始が遅れることが多くあります。
下表のような症状がみられたときは、お早めに当院をご受診ください。
軽躁の主な症状
- 気分が高揚している
- 全身にエネルギーが満ち溢れている
- 夜遊びが多くなっている
- 喋りはじめると止まらない
- 人の意見に耳を貸さない
- 不要なものを多く買ってしまう
- 性的に無分別な行動をしてしまう
など
双極Ⅱ型障害の治療
気分安定薬と呼ばれるお薬を処方します。二次障害(不眠・不安)への薬物療法も行います。薬物療法とあわせて、自分の気分をノートに書く、気分と正反対の行動をするなどの心理療法も取り入れます。