うつ病とは

うつ病は、繰り返す精神的ストレス、大きな環境変化等が起因となり、脳の機能障害が起きてしまう病気です。適応障害と違い、思い当たる原因がなくとも発症します。

うつ病の症状

  • 抑うつ気分が2週間以上続く
  • 食欲不振
  • 不眠
  • 色々なことが判断できず、先送りしてしまう
  • 原因無く、イライラ感、不安感が強くなる
  • 自分には生きていく価値がないと思える など

主な原因

脳内の神経伝達物質(セロトニン他)の低下が原因とされていますが、いまだ、その医学的な証明は出来ていません。
ものの見方が否定的になり、行動と決断ができず、それが更にイライラと不安につながる悪循環となります。このような状態が起こった場合、お一人で悩まず、早めに当院へご相談ください。

うつ病の治療

下記の3つが基本になります。

1)休養―低活動機能状態の脳を休め、その機能改善を図ります。
2)薬物療法―抗うつ薬を使い、脳内伝達物質のバランスを整えます。
ただし、効果発現まで、内服開始から3~4週間が必要です。
3)精神療法―カウンセラーが行う認知行動療法も有効ですが、当院では、診察室の場での医師と患者様との対話自体が、精神療法と考えています。
マインドフルネス(呼吸瞑想法)、ジャーナリング(書く瞑想法)、生活リズムの改善等を、診察の中でお話してまいります。