適応障害とは
適応障害は、特定の事柄に関するストレスが主な原因となり、不安症状や問題行動、身体症状がみられるようになる疾患です。適応障害は、ストレス源がある程度明確です。職場の転勤、引越、昇進、転職、転校、結婚などによって生活が一変し、その新しい環境になかなか馴染むことができない場合に起こりやすいです。訳もなく涙がでる、イライラ、不眠、休日も休んだ気がしない、出勤前の朝が苦痛などの症状が現れます。
適応障害は、うつ病の前段階のことが多くあります(グレーゾーンの場合もあります)。うつ病へ進行する前に治療を受けることをお勧めします。
適応障害の治療
治療としては、休養、環境調整、ストレス対処法の習得を基本とします。症状が強い場合は、薬物療法(抗不安薬、抗うつ薬など)を併用することもあります。